柴犬小鉄の闘病記録

柴犬小鉄に悪性の鼻腔内腫瘍、ガンがあるとわかりました。これから先、小鉄の病気と死と向かい合うため、そして、同じように苦しみ悲しんでいる飼い主のため、その日々を綴っていこうと思います。

柴犬小鉄の闘病記録001



小鉄 柴犬 ♂

2013年06月29日生まれ 10歳8ヶ月


 小鉄は、水遊びと電車が大好きな、目がくりっとした可愛い黒柴です。

 ツンデレに見えて、反面ヤンチャで甘えん坊な性格をしていて、むしろ猫なのではないかと思うことさえあります。

 そして、とても強い子で、痛みや辛さを我慢してしまいますが、すごく寂しがり屋です。

 3ヶ月先輩の柴犬と仲良しで、2匹そろって家族中から愛情を一心に注がれています。


 そんな小鉄の頭にこぶができ、最初はたんこぶかと思いましたが、なかなか治らないため動物病院に連れて行ったのが、2024年02月23日の午前のことでした。

 レントゲンを撮り、その後腫瘍の可能性があるとのことで一旦午後まで小鉄を預けます。血液検査をし、CTとMRIを撮り、病理検査のため組織を取り、大きな病院へ送ります。

 午後になって小鉄を迎えに行くと、病院の外まで聞こえるほど、小鉄が鳴いていました。私も泣きたくなるのをこらえ、まずは医師から説明を受けます。

 まずは、血液検査の結果。良好そのものとのこと。

 もしかして……とうっすら期待を抱いた私にCTとMRIの画像が見せられます。小鉄の腫瘍は、目と頭の骨を溶かしていました。

 そして、医師から、はっきりしたことは10日後の病理検査の結果を待たないとわからないが、悪性の鼻腔内腫瘍、つまりガンの可能性が非常に高いと告げられます。悪性の場合、放射線治療ができるかもしれないが、そのためには遠方の病院に通わなければならないこと、手術するには場所が悪く、全部摘出できないことなどの説明を受けました。

 予後は、どれくらいですか? と聞くと、3ヶ月との答えが返って来ました。

 泣きながら家に帰り、ぐったりしている小鉄のそばで小鉄をなでます。家族中がショックを受けていました。

 病院から帰宅後の小鉄。

 病理検査のため、頭頂部の毛を刈られ、縫合されています。